こんにちは。今回は「大学に本当に行く必要があるのか」について、塾長としての考えをお話ししたいと思います。
読みながら、みなさん自身の気持ちとも向き合ってもらえるとうれしいです。
大学に行く人が増えすぎてる?
2025年現在、多くの高校生が大学進学を目指しています。文部科学省のデータによると、2024年には現役生の約62%が四年制大学または短大へ進学しました。
これは、1984年の進学率(約29%)と比べて、2倍以上に増加しています。
実際、塾長の通っていた高校も偏差値50に満たない学校でしたが、就職を選ぶ生徒はほとんどいませんでした。
では、なぜこれほどまでに大学進学率が高くなったのでしょうか?
理由はさまざまですが、主に以下の2つだと考えています。
- 大学数の増加
- 高卒での就職の厳しさ
たとえば2022年時点で、全国の大学数は790校にのぼっています。
誰でも入れる大学が増えたことで、進学という選択肢が以前よりもずっと身近なものになったのです。
また「高卒では良い仕事に就けない」と感じている高校生が多いのも、進学率上昇の一因だといえるでしょう。
大学進学に意味はない
しかし、だからといって「なんとなく大学へ行く」という判断は、必ずしも正解ではありません。
大学の学費は決して安くありませんし、奨学金という名の借金を背負って社会に出る人も多いのが現実です。
大学に行くからには、自分を成長させる4年間にしなければ、非常にもったいないと思います。
塾長自身、いま大学生ですが……正直、大学生活が楽しいとは言えません。
これは受験生にとってはあまり聞きたくない話かもしれませんが、リアルな声として伝えさせてください。
特に目的もなく大学に進学すると、バイトやサークルなどでなんとなく楽しいまま4年間が過ぎていきます。
高校生のみなさんには、今のうちに「自分は何のために大学へ行くのか」「どんな人生を歩みたいのか」について、真剣に考えてほしいのです。
今は「大学に行くのが当たり前」という空気が強く、自分の未来について深く考えるきっかけが少ないかもしれません。
でも、高校卒業は「社会に出るか、あと4年間モラトリアム期間を得るか」という大きな岐路です。
目的もなく大学に行くくらいなら、僕は高校卒業後に社会に出て経験を積んだ方が、よほど意味のある時間になると思っています。
とはいえ、僕は決して「大学進学そのもの」を否定したいわけではありません。
たとえば、
- この学問を学びたい
- 大学生活を通じてやりたいことを見つけたい
…といった「考え抜いた末の決断」なら、進学すべきだと思います。
大学生活は、時間の使い方次第で大きく人生を変えられる時期です。
特に文系の場合、授業が少ない分、自由時間が非常に多くなります。
だからこそ、高校生の今、自分の将来のことについてじっくり考えてみてください。
それが、大学4年間の“価値”を決める大きな分かれ道になるはずです。
人生最大の選択だからこそ
少し真面目な話になってしまいましたが、進路に悩む受験生にこそ、一度立ち止まって考えてほしいテーマです。
焦って結論を出さずに、一歩引いて自分自身と向き合ってみてください。
進路相談も竹岡組
竹岡組では、簡単にいい大学に行けなんていいません。今のあなたが何をしたくて、そこの大学に行けば、何ができるのかを伝え、一緒に志望校の実現をかなえます。
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